近年の墓事情

墓地に関する基礎知識についてご紹介!

墓地選びは騒音や日当たりまでしっかり確認しておこう!

墓地選びは騒音や日当たりまでしっかり確認しておこう! 墓地選びの最大のポイントは何といっても「立地」です。
家族や親戚がお墓参りや法要に何度となく訪れる場所ですからが、訪れやすい場所であることが第一です。
次に大事なのは周りの環境で、繁華街に隣接した墓地や交通量が多い幹線道路沿いにあったり、例えば産業廃棄物処理場や騒音が気になる工場があると落ち着いてお墓参りもできません。
墓石については日当たりや水はけ、風通しの良い場所を選びましょう。
日当たりが良いと紫外線によって墓石が痛みやすいと思われがちですが、良質な石材を使っていれば問題はありません。むしろ、日当たりが悪く、じめじめと湿った環境のほうが、墓石にカビやコケが生えやすくなりますし、日当たりを遮る樹木が近くにあると、地盤が弱かったり落ち葉のために掃除が頻繁に必要になることもあります。
従って、墓地や霊園で人気があるのは明るいイメージがあり、気持ちよくお墓参りができる日当たりの良いお墓です。
また、天気の良い日だけではなく、雨の日の水はけの良さなども確認しておくことも大切なことになります。

墓地の地盤がもろいことで起こり得る危険性

墓地の地盤がもろいことで起こり得る危険性 墓地は、長年にわたって遺族やその子孫たちがお参りができるよう、地盤が安定しており、なおかつ自然災害による影響が少ない場所に設置するのが望ましいです。
墓石の重さは、小さなものでも数百キロ、一般的なものでも2トン前後にもなります。
もし、墓地の地盤が脆いと、だんだん地面が墓石の重さを支えられなくなっていき、次第に土台の部分が傾いていきます。
この状態をそのまま放置すると、最悪の場合お墓自体が倒壊してしまう危険性があります。
この現象は墓地およびその周辺で大雨が降ったり、大きな地震が起きると、より発生する可能性が高まります。そのため、お墓が傾いているのに気がついたら、早急に対処をする必要があります。
お墓が土台部分から傾いてしまっている場合は、お墓を分解して原因を分析し、その上で基礎工事をいちからやり直し、お墓を設置するのが一般的です。
当然、工事費用は高くつきますが、お墓が倒壊してしまうと墓石選びからやり直しとなり、もっとも多額の出費をしなければならないので、石材店などと相談して早めに補修をしてもらうようにしましょう。